フロイント・ターボ株式会社 新社長就任ご挨拶 フロイントグループグローバル 2023.03.01

この度、フロイント・ターボ株式会社※(以下FT)の社長に就任いたしました、篠木健です。
社長と言う大役を拝命し、身の引き締まる思いです。
FTはモノづくりの会社です。1967年創業後、半世紀以上にわたり粉粒体技術装置および受託加工サービスを提供してまいりました。特に『粉砕(細かくする)』、『分級(篩い分ける)』、『造粒(顆粒をつくる)』においては業界のリーディングカンパニーとして、医薬、食品、化粧品、電池材料、ケミカル全般と多岐にわたる産業分野のお客様から、高い評価と信頼を得ております。2010年にはフロイントグループの一員となり、その後『混合(まぜる)』の技術を加え、新たなステージへ踏み出しました。
私たちの装置をお使い頂くお客様、志を共に世界中の市場へ挑戦するフロイントグループの皆さま、そしてこの記事をご覧いただく皆さまへ、FTのビジョンを共有すべく筆を執りました。
拙い文章ではございますが、最後までお読みいただけますと幸いでございます。
※ 2024年6月1日付で、会社ロゴがフロイントグループのグローバルロゴへ変更されました。記事画像内の会社ロゴは、旧会社ロゴとなります。
1991年 三菱プレシジョン株式会社 入社
1999年 ターボ工業株式会社(現フロイント・ターボ)入社
主に粉砕機(ターボミル等)設計を担当。改良・開発にも従事。
2018年 同社 取締役工場長
2022年 同社 常務取締役工場長
2023年 同社 代表取締役社長
FTが貢献する業界・分野は多岐にわたりますが、医薬品固形製剤はもとより、ゼロエミッション(CO2ゼロ)/ 資源の循環・利活用に向け、トナー及び各種樹脂リサイクルなどの資源再利用、環境分野では土壌改良、飼料、肥料など、他半導体関連、新燃料系、生分解性樹脂、先端機能材料、高機能フィルム、二次電池などの製造工程に欠かせない、様々な原材料の微細化・造粒化・高機能化技術を提供してまいります。
特に、カーボンニュートラル(炭素循環)の実現に向けて市場が拡大している電気自動車において、不可欠である二次電池業界に向けては、電池原材料などの高性能化に大きく寄与するFT装置群が、世界規模で大きく貢献しています。
今後はシリコンウエハ・半導体封止材料などのグローバルニッチな領域や日本独占産業にも目を向け、高品質を追求したより良い製品をご提供するために、FT一丸となり邁進する所存でございます。そしてそれらはフロイントグループシナジーの創出に貢献できると確信しております。
何よりもまず、企業として最小の資本と人で、最大の付加価値を上げることを基本に、ロジカルかつ数値管理を意識した、客観的な経営を行ってまいります。
1人ひとりが常に目的意識を持ち、「そもそも何のためにその仕事を行っているのか、どんな価値を生み出すのか」を考え、主体的に行動できるよう、その指針となるビジョンを明確にすることが私の最重要ミッションだと考えております。
またダイバーシティによる個性と能力の発揮により、イノベーション創造を目指してまいります。それは結果的に、最大限に能力が発揮できる環境や、企業風土の創造へつながります。D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に共通している価値観は「公平性」であり「個人の尊重」です。FTにおいて最も大切なことは、「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」です。
多様な個性、価値観を受け入れ、認め合い、やりがいを持って楽しみながら、対話を通して仕事に取り組む姿勢や、明るい企業風土をつくること。全ては社員が幸せに、生きがいをもっていきいきと働ける環境をつくること。誰にとっても居心地がよく働きやすい環境を整えること。
それらが結果としてSDGs推進、ひいては会社の成長にも繋がります。FT社員にとってフロイントグループの一員として進み続ける価値のあるものを築き上げていきます。
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