食品品質保持剤の入れ忘れと金属異物混入を未然に防ぐー新製品「アンチモールド・マイルド®FDS」 採用事例(おとうふ工房いしかわ様) 食品品質保持剤 2022.06.21

6月に入り、いよいよ暑くなってきましたね。
食品メーカー様にとっては、暑くなるだけでなく湿度も上がり、カビ事故が発生しやすいことに頭を悩ませる季節でもあります。
そんな時に役立つのが食品品質保持剤です → 過去の記事もご覧ください
ところで、食品品質保持剤をご使用になる商品において、このような困りごとはないですか?
『最終製品での金属異物の確認ができない』
主原料に鉄粉を使用する脱酸素剤の場合、金属検出機に反応してしまうため、金属異物の確認ができません。
対応策:主原料に鉄粉を使用しない有機系(非鉄系)脱酸素剤やエタノール蒸散剤への切替
『食品品質保持剤の入れ忘れ』
万が一食品品質保持剤が未封入の場合、品質劣化(カビの発生など)につながります。
対応策:人による目視検品、画像検査機の導入
ただ、上記の対応策にも以下の課題があります。
『作業者の負担増』
『ヒューマンエラーの恐れ』
『食品包装フィルムの材質・デザインの制限』
これらの課題を解決できるのが、アンチモールド・マイルド®FDSです。
当社アンチモールド・マイルド®FDSは、あらゆる包装形態において金属異物の検査と封入漏れ(欠品)の検査の両方に対応可能な業界初のエタノール蒸散剤です。
今回、アンチモールド・マイルド®FDSをご使用頂いている「株式会社おとうふ工房いしかわ」様に、採用の決め手になったポイントや使用感・効果などを伺う機会を頂きました。
アンチモールド・マイルド®FDSを使用して、効果を感じた場面や得られた効果を教えてください
実際に採用してみた結果、包装パッケージの外側から目視では確認しづらかった品質保持剤の封入有無の確認を自動化することが可能になりました。
最初から封入漏れがない前提で作業を進められる安心感に加え、検品・包装担当者の負担軽減及び省人化(3名から2名体制に)、生産効率の改善(生産量が約30%UP)につながりました。
アンチモールド・マイルド®FDSは、あらゆる包装形態において金属異物の検査と封入漏れ(欠品)の検査の両方に対応可能な業界初のエタノール蒸散剤です。
特長
・当社アンチモールド・マイルド®が持つ機能(微量のエタノールでカビの抑制と食品のやわらかさ・しっとり感を保つ)に加え、包装後に金属異物と食品品質保持剤封入有無の検査を一連で確認できます。
・包装フィルムの材質や色、デザインに影響されず、検査できます。
・食品品質保持剤の封入位置に制限はありません。
・小袋の包材に紙を採用しており、一般的な脱酸素剤(表面にPET/PEを使用)に比べ、プラスチック使用量を削減可能な、環境に配慮した食品品質保持剤です。
原理
アンチモールド・マイルド®FDSには、磁化されやすい酸化鉄を配合しています。
酸化鉄配合量は、通常の金属異物検出器で検知されないよう調整しています。
この内包される酸化鉄がアンチモールド・マイルド®FDS検査装置上の強力なマグネットによる磁場を通過して磁気を帯び、検出部にある磁気センサーで検知できることを利用して、食品包装内のアンチモールド・ マイルド®FDSの封入の有無を検査します。
食品品質保持剤は、食品の品質を保持する方法として、長年にわたって様々な食品に使用されています。
その食品品質保持剤を入れ忘れたり、封入漏れがあると、品質の劣化につながります。
食品業界ではたったひとつ、カビ発生などの不良品が大量の商品回収や多額の損失に繋がる事例は少なくありません。
ヒューマンエラーやチェック漏れを防ぐことは品質管理にとどまらず、企業の信用を維持する上でも重要です。
少しでもお悩みを抱えている場合は、食品の安全と美味しさはもちろん、業務改善にも貢献するフロイント産業の食品品質保持剤にお任せください!
アンチモールド・ マイルド®FDSについてのお問い合わせは以下フォームよりお願いします。
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