アンチモールド・マイルド®FDSAntimold-Mild®FDS
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用途
アンチモールド・マイルド®FDSは、あらゆる包装形態において金属異物の検査と封入漏れ(欠品)の検査の両方に対応可能な業界初のエタノール蒸散剤です。
特長 FEATURE
機能
特長
- 当社エタノール蒸散剤「アンチモールド・マイルド®」の特長に加え、包装後に金属異物と食品品質保持剤封入の有無を一連で確認可能です。
- 包装フィルムの材質や色、デザインに影響されず、検査可能です。
- 食品品質保持剤の封入位置に制限はありません。
【適応食品例】
原理
アンチモールド・マイルド®FDSには、磁化されやすい酸化鉄を配合しています。
酸化鉄配合量は、通常の金属異物検出器で検知されないよう調整しています。
この内包される酸化鉄がアンチモールド・マイルド®FDS検査装置上の強力なマグネットによる磁場を通過して磁気を帯び、検出部にある磁気センサーで検知できることを利用して、食品包装内のアンチモールド・ マイルド®FDSの封入の有無を検査します。
検査イメージ
アンチモールド・マイルド®FDS 検査適応機種
(アンリツ株式会社製 金属検出器Mシリーズ)アンチモールド・マイルド®FDS検査装置のデモ試験ならびに貸出を承りますので、
ページ下部の「食品品質保持剤に関するお問い合わせ」よりお問い合わせください。
安全性
- エタノールをシリカゲルに吸着させ、特殊な包装紙を用いた小袋に充填したものです。
- 包装材、内容物とも全く安全な素材を使用しており、人体への影響はありません。
- 内容物は(財)日本食品分析センターによる急性毒性試験により安全性が確認されています。
- 包装材は厚生省告示第370号の試験に合格しています。
グレード選定⽅法
- 1.対象食品の重量と水分活性値(Aw値)を測定します。
2.図からアンチモールド・マイルド®FDSの添付量の目安を読み取ります。
例:150g、水分活性値(Aw値)0.84のカステラの場合Aw0.84では100g当たりグレード10のアンチモールド・マイルド®FDSが添付目安です。
この場合、食品は150gですのでグレード15が必要となります。
3.必ず実際の商品形態で試験を行い、アンチモールド・マイルド®FDSの効果を確認してください。
食品の保存可能期間は、同じ食品でも包装の仕方や、製造した季節、環境、保存温度などに影響されます。
お取扱いについて
- 単包タイプ
1.開封後、1時間以内にご使用ください(25℃)。
2.開封用に各袋にノッチ(切り目)がありますので、そこから開封ください。
ただし、ノッチ下部まで小袋が充填されていますので、開封時に同時に破らないようご注意ください。
連包タイプ
1.開封後、3時間以内にご使用ください(25℃)
2.スタート部は外装袋にシールで明記されています。開封後はそこからご使用ください。
共通事項
1.商品の包装材には、エタノール透過度の低い素材(10g/m2/24hr(40℃)以下)をご使用ください。
2.集合包装に1包ご使用される場合、個包装への開孔処理をしてください(包材100cm2あたり、3mm大で8個が目安)。
3.段ボールの開封時、刃物のご使用はお控えください。中身の製品が破損する恐れがあります。
4.段ボール開封後、製品を取り出す前の未開封時、外装袋がふくらんでいるものがあれば、ピンホールやシール不良の可能性がありますので、ご使用は避けてください(通常は脱気された状態です)。
5.全てご使用されない場合、外装袋内の空間をできるだけ少なくし、熱シールを実施の上保管ください。休憩時間等短時間の場合はクリップでの保管も可能です(脱気シールが望ましい)。
その他詳細につきましては、取扱説明書をご覧ください。