技術開発研究所
技術開発室
大学院 自然科学研究科卒
2012入社
なぜフロイント産業への入社を希望されたのですか。
健康に役立つ仕事がしたいという思いがあり、また、専攻が生化学分野ということもあって製薬や食品系の研究職を目指していました。就職活動をしている中で、医薬品・食品メーカーに絞りこむのではなく、幅を広げてみたいと思ったときに当社と出会いました。特に興味を惹かれたのは、製剤化に必要な医薬品添加剤や製剤装置を多くの医薬品・食品メーカーに提供しているという部分です。当社であれば、医薬品・食品メーカーに就職するよりも幅広く健康に役立つ仕事ができるのではないかと考え、入社を希望しました。
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入社以来、どのようなお仕事をされ、現在どのようなお仕事をされているのかお聞かせください。
当社装置の性能を評価頂く顧客テストや装置の改良検討を行っています。
顧客テストは、お客様に持ち込んでいただいた原料を用いて、希望の製品となるように装置を操作して、評価用のサンプルを取得します。評価が良ければ装置の受注に繋がっていきますので非常に重要な仕事です。
また、改良検討では、装置の性能向上だけでなく、お客様から意見を伺い、操作性の向上や多様な原料に対応できるように汎用性を持たせ、お客様にとって利便性の高い装置になるよう検討・提案しています。
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印象に残っているエピソードをお聞かせください。
新製品の1号機受注が決まったときです。
全ての顧客テストが上手くいく訳ではありませんので、課題が発生することもあります。1号機受注の際は、お客様が要求する品質をクリアするためその課題解消に時間がかかってしまいました。しかし、当社の誠意をお客様も受け止めてくださり、お客様からも意見を頂きながら、多くのテストを重ねて、要求する品質のクリアに至り、最終的に受注に結びついたのが非常に印象に残っています。お客様からは「プレッシャーを感じながら達成できたことは、大きなプラスになるでしょう。今回の経験を大切にしてください」というお言葉をいただき、認めてもらえた! と強く実感しました。
やりがいを感じるのはどのようなことですか。
顧客テストでお客様の希望の製品が取得できたときや、開発・改良した装置が評価されたときです。
また、初めて扱う原料の時もあり、量や時間にも限りがありますので、限られた条件の中で一番適正な条件を見つけ出し、目的の製品を取得できたときは非常にやりがいを感じます。
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今後どのような仕事をしたいですか。
またどんな自分になりたいと
思っていますか。当社の装置は、「粉」を扱います。「粉」の性質は千差万別ですので、すべて同じ装置、運転条件というわけにはいきません。そのため、多種多様な原料に対して希望の製品を調製できるよう高い専門性を備えること、また、選択肢を広げて提案できるように複数の機種を扱えるようになることを目指しています。
今後も、技術蓄積とともに新規技術の開発にも取り組んでいきたいとも思っています。
プライベートな時間は何をしていますか。
2019年に第1子が生まれてからは、子どもと一緒に出掛けたり、家で遊んだりすることが多いです。また、同僚と月2回ほどテニスをしています。
学生時代はフィールドホッケーというスポーツをしていましたが、非常にマイナーなスポーツでもあるので、入社後に周りでできる環境がありませんでした。そうした中、先輩社員に誘われて始めたのがテニスです。非常に親身になって教えてもらえましたので今では一番の趣味になっています。
1日のスケジュール
- 8:45 出社 着替え、メールチェックおよび当日の実験内容を確認します。
- 9:00 朝礼、実験準備 顧客テストがある場合は課内で共有します。
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9:10
実験、報告書またプレゼン資料作成等
受注獲得に向けて、顧客立会のもと弊社装置の性能評価を行います。
また、装置の改良検討やアプリケーションデータ取得などを目的とした実験も行います。 - 12:00 昼食
- 13:00 実験 午前中に引き続き、テスト対応、または実験を行います。
- 16:00 装置洗浄、実験データ整理
- 17:30 退社