研究開発

R&D R&D

技術開発研究所から、
新しい事業展開が始まる。

  • 研究開発型企業として、医薬品、食品、化学業界などのニーズに応える製品の開発に取り組むフロイント産業。
    技術開発研究所では機械工学、薬学、電子工学、応用化学、生化学などのエキスパートたちが
    オリジナリティに富んだ製品の研究開発に取り組み、産業界の最先端を行く独創的な製品を数多く送り出しています。

    創業以来、技術の開発・育成に真摯に取り組み、国内・国外で多数の特許・実用新案・意匠・商標を有しています。 国内外の学術雑誌に投稿した論文数は100篇以上に達し、国際会議、シンポジウムなどでも研究発表を行っております。
    また、装置及び添加剤の分野で大学や製薬会社と共同研究を実施し、全自動糖衣フィルムコーティング装置であるハイコーター、流動層造粒コーティング装置フローコーター、医薬品添加剤であるノンパレルシリーズ等を開発して参りました。

    このページでは各研究開発チームの志や取り組みをご紹介致します。

  • 技術開発研究所から、新しい事業展開が始まる。

機械 研究開発チーム

機械 研究開発チーム

当社は“創造力で未来を拓く®”を企業理念に“世界中の人々の医療と健康の未来へ貢献し、豊かな生活と食の安全・安心を支える技術を育む”ことを経営ビジョンに掲げて、それらの実現に向け、活動しております。

  • その一翼を担う機械の研究開発チームにおいては、ひとりひとりの研究開発者が日常の些細な課題を疎かにせず、大事かつ真剣に取組むことで、物事の本質を捉える力を備えるように全員が日々精進しております。
    物事の要諦を常にチーム全員が意識する活動は、お客様の真のニーズにお応えしていくための礎となっています。

  • 機械 研究開発チーム
  • 機械 研究開発チーム
  • 機械の研究開発チームは、医薬品、食品ならびに化学品産業などで利用される粉末原料を加工して、それらの粉体に機能性を付与する製造装置および周辺技術の開発に取組んでおります。

    例えば、以下のような装置・設備が商品化されております。

  • レシピされた粉末を偏りがない均質の状態に加工する“粉体混合”工程で用いる装置
  • レシピされた粉末を所望の大きさ、密度、硬さのツブにする"造粒(ぞうりゅう)"工程で 用いる装置。
  • 調製したツブの上に機能性材料を被覆して、お客様が設計された溶解性、溶出性、製品保護を実現するための"コーティング"工程で用いる装置。
  • 錠剤表面に識別性を向上するために文字を印刷したり、錠剤の異物混入を検査したりする“錠剤の印刷・検査”工程に用いる装置。
  • 設備スペースの最小化、製造時のヒューマンエラーの防止、工程検査の自動化、製造の省人化・無人化を実現する"混合"、"造粒(乾燥)"、"製錠"、"錠剤コーティング" の一連工程を連続化した統合型設備。
  • その他装置・設備
  • また、フロイント産業、Freund-Vector(アメリカ)、フロントターボ(日本)、Palre-Freund(インド)、Cos.Mec(イタリア)、各グループ会社が共同し、"グローバル戦略製品"の開発も行っております。

    一方で、産学連携による"オープンイノベーション"商品の開発にも各拠点にて取組んでおります。

    上記は、研究開発チーム員である粉体加工(粒子設計)、装置・メカトロニクス設計および制御設計といった各専門技術者が担い、その叡智を結集し、新製品の創造を目指しております。

  • 機械 研究開発チーム
機械 研究開発チーム

添加剤 研究開発チーム

添加剤 研究開発チーム

添加剤の研究開発チームは、医薬品・食品・健康食品業界向け添加剤の製品開発を行っています。

  • 医薬品添加剤は、有効成分と共に医薬品を形作る重要な構成成分であり、医薬品の飲みやすさ(苦み、臭気のマスキング等)や安定性の向上、有効成分の安定した放出等の有用性を提供するほか、製剤化を容易にするなどの面でも役立っています。
    食品添加剤は、食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加・混和などの方法によって使用するものです。

  • 添加剤 研究開発チーム
  • 添加剤 研究開発チーム
  • 医薬品・食品業界は、人々の安全安心の要であり、身近で無くてはならないものであることから、日夜品質と安定供給の維持向上に取り組んでいます。

    当研究所の添加剤チームで、特に注力している分野は以下の3点です。

  • 新製品開発とそのグローバル展開
  • 既存品の品質・生産改善改良および新グレード開発、アプリケーションデータの 取得・提供
  • アカデミア・公的機関・他業種とのコラボレーションによるオープンイノベーション

これら3点を通して、世界中の人々の医療と健康の未来に貢献し、豊かな生活と食の安全・安心を支えていきたいと考えています。

  • また、当社は、機械部門と添加剤部門があり、販売先の重複も多いことも特徴のひとつです。
    したがって、協働で活動することで、顧客視点での製品開発や提案ができるというメリットがあります。

    我々が開発している製品は、製薬会社や食品会社の製品開発を通して、患者様や消費者の治療や豊かな生活のために使われています。
    商品や医薬品になっている姿を見たときは、何にも代えがたい喜びがあり、非常にやりがいのある仕事です。

  • 添加剤 研究開発チーム

「本気じゃないと成功しない」 「チャレンジは面白い」 「チャレンジするから失敗がある、その先に成功がある」をモットーに、日々、地道な研究開発活動をしています。

添加剤 研究開発チーム

食品品質保持剤 研究開発チーム

食品品質保持剤 研究開発チーム
  • 食品品質保持剤の研究開発チームは、アルコールガスが低濃度で静菌効果を発揮することに着目し、アルコール蒸散型品質保持剤であるアンチモールド🄬(1978年発売)をはじめ、静菌効果の高いアルコール蒸散と脱酸素能力を併せ持つ品質保持剤ネガモールド🄬(1987年発売)など、他に類を見ないユニークな品質保持剤の開発を行ってまいりました。

  • 食品品質保持剤 研究開発チーム
  • 食品品質保持剤 研究開発チーム
  • これら当社製品は、比較的水分を多く含むお菓子やパンなどにご利用いただいておりますが、これまでの適用食品分野に拘らず、「命を育む食」と広く捉え、実際にその「食」を製造されるメーカ様とともに社会に貢献するため、食品の品質保持に関わる技術・製品の研究開発に取り組んでいます。

食を取り巻く環境は時代とともに変化しています。
共働き世帯の増加や高齢化、個食化が進み、弁当や惣菜などの中食市場は拡大し、ITの普及によりネット通販での食品流通が増えています。

また、全世界規模で流行した感染症の影響を受け、生活様式は大きく変化し、テイクアウト市場やデリバリー市場は急成長し、食品形態や食品が消費者の手に渡るまでの流通チャネルが多様化しており、食の安全・安心への対応も、より一層の多様化が求められています。

  • このような社会的要求に加え、持続可能な社会実現のため、今真に求められている食品の廃棄ロス削減や環境汚染低減などに貢献できる品質保持の技術開発、並びに製品開発も求められています。

    食は生命の根源であり生きる力を与えるとともに、おいしさで感動や幸福感をもたらす力も有しています。

  • 食品品質保持剤 研究開発チーム

これらの力は食の安全・安心が確保された上で発揮されるものであり、安全・安心の実現のために品質保持剤が大きく貢献できると信じ、食の環境の変化、並びに我々のパートナーである食品メーカ様が抱える課題や真のニーズを的確に捉え、これらに対応する新しい品質保持の技術と製品を生み出し、育成することを目指します。

食品品質保持剤 研究開発チーム

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