錠剤コーティング装置「HICOATER® HV」を開発・発売! 製品情報 2021.12.01

※以下「ハイコーターHⅤ(ハイコーター ハイファイブ)」

フロイント産業株式会社は、新型錠剤コーティング装置「ハイコーターHⅤ」を開発し、販売を開始しました。製剤機械業界においては、2020年9月にジェネリック薬の数量市場占有率が目標とされていた80%をほぼ達成したことを受け、ポスト80%として期待されている錠剤コーティング工程においては、不良錠がでないこと、より均質で高品質・高精度なコーティングを実現することはもちろん、更なる効率的生産や自働化、少量仕込みにも対応するという課題の解決が求められていました。「ハイコーターHⅤ」はこれらの課題のすべてを高い次元で解決する錠剤コーティング装置です。

(1)高性能
 最適化した通気機構とコーティングパンの採用などにより、これまでよりも生産性の高いコーティングを実現しました。速やかなコーティングの均質化とともにコーティング時間を最大40%短縮できます。更にはコーティングパン内の汚れを大幅に減少し、洗浄のしやすさも向上しました。
 1台の装置で標準仕込量の12%まで少量生産が簡単にできるフレキシビリティを併せ持っており、生産性の向上と高品質の両立を実現しました。生産性向上設備として、中小企業経営強化税制※1に対応することも可能です※2。
※1 中小企業庁が扱っている中小企業等経営強化法に基づく支援措置のこと
※2 お客様の生産性の条件により変わります。

(2)ユーザーフレンドリー
 部品交換、スプレーガンの位置調節などの作業負荷を大幅に低減できる構造にしました。
 コーティングを行う錠剤の仕込量を変更するにはバッフルという部品の交換が必要になる場合があります。これまでは1~2時間要していた交換作業が、ハイコーターHVでは約15分間で交換可能です。部品交換においては工具も必要ありません。その結果、最大87%の工数削減に繋がります。また、スプレーガンの位置調節は、タッチパネルによる遠隔自動操作にて、容易に設定できます。

(3)自働化システム
 一般的に錠剤コーティング工程では、コーティング錠の重量を確認して終点管理することが主流です。この管理方法は従来人手で実施されてきましたが、ハイコーターHVでは、自動錠剤サンプリング機構、自動錠剤重量計測、膜厚予測による終点管理を実現しました。これにより、自働化・作業効率向上の実現だけでなく、ヒューマンエラーの防止や品質の安定・向上にも貢献します。

型式 仕込量(L)
HC-HV-100 105
HC-HV-130 230
HC-HV-150 385
HC-HV-170 560
HC-HV-190 780

フィルムコーティング・糖衣コーティング双方に対応可能です。

第23回インターフェックスジャパンに出展します。
 日時:12月8日(水)~10日(金)10:00~17:00
 会場:幕張メッセ

カスタマー事業本部 東京機械CS部 TEL:03-6890-0769 Mail:11301★freund.co.jp
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