社長メッセージ

社長メッセージ 社長メッセージ
ONE FREUND
ボーダーレスな事業推進で、次世代に向けた経営基盤を築いてまいります。

 

フロイントグループは、「ONE FREUND」の価値観のもと、「世界中の人々の医療と健康の未来に貢献する」という経営ビジョンの実現に取り組んでおります。
2023年3月、創業60周年を目前に私たちは新組織・経営体制に移行し、新たな経営体制のもと、10年後の70周年、さらには100周年を目指して、次なる成長ステージに挑み続けて行きたいと考えております。

2023年2月期:事業活動の概況

機械部門の状況

医薬品分野:日本市場では、ジェネリック医薬品業界による生産設備増強計画により受注が好調に推移し、受注残高は期中には過去最高を更新いたしました。 海外市場においては、米国での労働需給の逼迫やサプライチェーンの混乱による部材調達の長期化の影響が続き、出荷が大幅に遅延したほか、急速なインフレによる原材料価格高騰の煽りを受け、利益率が低下いたしました。
地域別では、Freund-Vectorがカバーする米国、ブラジルの地域において、リードタイムの長期化の影響や原材料価格の上昇により採算が悪化し、業績面での苦戦を強いられました。新興国を主要市場とするCos.Mecは、原材料価格の高騰を適切な価格転嫁で補うとともに、受注を着実に売上計上につなげ、過去最高の売上高となり、黒字に転換いたしました。

非医薬品分野:産業用機械事業を担うフロイント・ターボは、化学業界向けを中心に受注高、受注残高ともに好調で、売上高が対前期比で増収となりました。一方、利益率が高い製品の売上が伸びず、営業利益は減益となりました。

化成品部門の状況

医薬品分野:医薬品添加剤事業は国内・海外向けともに順調に推移し、過去最高の売上高となった前期をさらに上回り、対前期比で増収増益となりました。

非医薬品分野:食品品質保持剤事業では、お菓子需要の回復やネット通販でのパン向け需要が増加し、医薬品添加剤事業と同様に過去最高の売上高となった前期を上回る実績となりました。原材料価格上昇の影響があったものの、稼働率の向上もあり、利益率の改善を 図ることができた結果、増収増益となりました。
健康食品事業は、大口ユーザーからの受託が終了したことにより、期初の想定どおり、売上高は減少いたしました。