社長メッセージ

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ONE FREUND
ボーダーレスな事業推進で、次世代に向けた経営基盤を築いてまいります。

2020年2月期:事業活動の概況

機械部門の状況

医薬品分野:事業環境のマクロ的な影響を最も受けたのは、国内製薬業界における設備投資意欲の低迷です。薬価改定やジェネリック医薬品の使用促進策の目標達成が至近となり、また研究開発費の高騰や開発リスクの増大などにより、国内医薬品メーカーの設備需要は低位安定な状況で推移しております。これらの市場要因を背景とする設備投資の停滞は当社の想定を超える形となり業績悪化につながりました。薬価引下げの動きは海外の先進諸国でも進んでいることに加え、固形製剤から液剤などの非固形製剤へ新薬の開発のトレンドの中で、グローバル市場での競争は厳しさを増しております。特に欧米市場でその色彩が強く現れている一方で、医薬品の品質ニーズが高まっている中国や、グローバルな製薬拠点となったインド、さらにブラジルなどの医薬新興国における需要は引き続き好調でした。

非医薬品分野:非医薬分野は微細加工用途が堅調でした。また、粉砕や造粒などの受託加工事業が引き続き安定的に推移しております。当部門では主力の乾式機械装置に加え、超微粉砕技術を可能にする湿式機械装置を開発するなど、差別化が利いた製品ポートフォリオを充実させてまいりました。超微粉砕技術は成長市場である積層セラミックコンデンサ業界やリチウム電池業界などが販売先になっております。

特に中国の車載用蓄電池のさらなる技術革新が市場を牽引する中長期成長トレンドは変わらないと見込んでおり、今後も重要なターゲット市場と捉えております。これらの成長分野に向けての販売を強化してまいります。

機械部門においては、第4四半期に入り、新型コロナウイルスの影響により海外の製品出荷や検収に期ズレが生じました。

化成品部門の状況

医薬品分野:医薬品添加剤事業は国内においては堅調に推移いたしましたが、海外では大口ユーザーの生産調整を受け販売が低調でした。前中期計画期間に海外販売代理店の設置を始めとする、海外市場での事業基盤構築を進めてまいりました。今後、これらの布石に基づき、しっかりと業績につなげたいと考えております。

非医薬品分野:食品品質保持剤事業では、国内・外での市場の開拓を着実に続けてまいりました。食品ロスの軽減は地球規模の課題であり、当社の食品品質保持剤はSDGs(持続可能な開発目標)に沿った貢献をしております。より多様な用途への開拓を含め、新製品の開発、安定供給、生産性向上に向けた本格的な取り組みを進めております。

第8次中期経営計画について

2018年2月期から当社グループは技術を基盤とした新規事業の創出と既存事業の強化を謳う5ヵ年の第7次中期経営計画を実行してきました。しかし、当社グループの主要ユーザーである製薬業界を取り巻く市場環境が想定以上に悪化し、計画と実績が大きく乖離する結果となりました。これを受け、グループ社員全員が一体となって変革に挑む新3ヵ年中期経営計画を策定するに至りました。

経営資源を最大限に活かすために、第8次中計では「グループ連携」「グローバル経営」など、『ONE FREUND』の価値観を実業に落とし込む施策方針を前面に打ち出しております。グループ一丸となった取り組みを通じ、「世界中の人々の医療と健康の未来に貢献し、豊かな生活と食の安全・安心を支える技術を生み出し、育成していくことを目指します」との経営ビジョンの具体的な実現を目指します。

詳しくは下記をご参照ください。
第8次中期経営計画