食品品質保持剤の選び方

お客様の「困った」や「どうすればいい?」を解決します!

食品の変質を防止するためのフロイントの食品品質保持剤は、大きく分けて3つあります。

  • エタノール蒸散剤

    密封された包装内にエタノールガスを蒸散させ、カビの発生を防止するほか、食品の「やわらかさ」と「しっとり感」を保持します。

  • エタノール蒸散剤+脱酸素剤

    二つの機能を併せ持つことで、最も強い静菌効果を発揮します。

  • 脱酸素剤

    密封された包装内の酸素を吸収し、カビの発生を防止するほか、酸化による変質を防ぎます。

水分活性値(Aw)、代表的な食品例から選ぶ

水分活性値(Aw)に適応する食品品質保持剤の範囲を示しています。代表的な食品例を参考にご選択ください。

水分活性値(Aw)、代表的な食品例

水分活性(Aw)とは

食品に含まれる水分は、主に「自由水」と「結合水」の2種類があります。
「自由水」は蒸発や移動が起こりやすい水で、微生物が繁殖する際に使える水分です。
「結合水」は食品のたんぱく質や炭水化物などと結合している水分です。
水分活性は「自由水」の量を表す数値であり、食品の保存性の指標になります。

*水分活性値は、食品表面の相対湿度として定義されています。

自由水
結合水

例として、ジャムは水分量が多い食品ですが、水分の多くが砂糖と結合しているため水分活性はそれほど高くありません。
一方で食パンは砂糖や塩をあまり含まないため水分活性はかなり高くなります。

ジャムより食パンのほうが水分活性が高い


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